映えない

人生が映えない人間は写真も映えない

行列と偉そうなラーメン屋

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写真とは全然関係ないんだけど、この記事に共感した。

kitakaze2018.hatenablog.com

実は僕も並ぶのが嫌いなのだが、文中にある

地方出身のタレントが「東京人は行列が好き」という話をしていて

という部分にとてもうなずける。 

こんなことを言うのもなんだけど、僕は「並ぶほどの価値がある食べ物なんてそうそうないのではないか」と思っていて、ごくまれに「今日は時間も気持ちも余裕があるし並んでみるか」と実際に並んで食べてみると「こんなものか」と少しがっかりしてしまうことが多い。

あと「行列ができる店」は忙しすぎるせいなのか店員の客に対する態度がぞんざいなこともよくある。「お客様は神様」とは全然思っていないのだけど「君は俺に村焼かれたんか?」と思うぐらい態度が悪い店ってけっこうありますよね。

で、そういう店がまた大してうまくないんだ。行列ができるようになる前はうまかったのかもしれないけど、客をさばくことに必死で、それまで丁寧にやってきたことがおろそかになっているのだろうか、と推測する。しらんけど。

ちょっと話は戻って「東京の人は」っていうことでいうと(十把一絡げにするようで申し訳ないのだけど)、東京の人のラーメンへの執着って、時に面倒だなと思うことがある。関西では、東京ほどラーメンについて熱く語るっていなかった気がする。どこそこの店がうまかった、うまくなかった、みたいな話が始まると止まらない。

僕はもう20年近く関東に住んでいて、ラーメンもけっこう好きだけど、東京の人のラーメン愛には少し辟易する部分もある。あと名前は出さないけど、某店の「完食することがエンタテインメント」みたいなラーメンは全然おいしいと思わなかった。まあ端から味とかどうでもいいのかもしれないけど。

少し話は戻るが、僕が住んでいる街にも少し有名なラーメン店がある。でもその店は注文するときの作法みたいなものにとてもうるさいらしくて、それだけで行く気がなくなってしまう。

そんな中、googleの口コミで「オーソドックスだけどおいしい」と評判のとんこつラーメン屋に行ってみたら、これがいい店だった。全然行列はできていなくて客は僕1人。寡黙で、でも決して選ぶってはいない店主が黙々と作る、本当にシンプルなとんこつラーメンはとてもおいしかった。また行こうと思っている。

この内容の記事を書こうと思った直後、買い物に出かけたら近所の洋食屋にずらりと人が並んでいた。このお店は確かにけっこうおいしいし店員の態度も別に悪くないんだけど。僕は混まない時間を選んで行くようにしている。