映えない

人生が映えない人間は写真も映えない

2024年1月に観た映画の雑な感想

雪山の絆


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ウルグアイ空軍機571便遭難事故を題材にした映画。この事故の映画といえば『生きてこそ』が有名だけどそっちは観ていない。語り手となる人物の設定とか、なかなか意外で面白かった。面白かったと言うと語弊があるが。監督のJ・A・バヨナスマトラ島沖地震の映画『インポッシブル』(子役時代のトム・ホランドが出ている)も撮ってたし、この手のやつが得意なのかもしれない。↑のサムネにも写ってるが、ジェイク・ギレンホールにちょっと似た人がいる。Netflixで観られます。

 

終わらない週末


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人によっては「なんやねん、はっきりせえへんな」と不満に思うんだろうけど、この「よくわからないがヤバいことになってる感」がすごくリアルで怖かった。終盤のあるショット、自分がよく夢で見る光景で戦慄した。まあ起きてることの規模は自分の夢のほうがヤバいんだけど。Netflixで観られます。

 

コンクリートユートピア


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元日に日本に起きたことを考えるとかなりきつい話。ただ映画そのものは特に面白いとは思わなかった。

 

ファンタスティック・プラネット


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TOKYO MXでやってたので。映像もまあすごいけど音楽のほうが印象に残った。トータルでプログレって感じ。

 

アミューズメント・パーク


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『ゾンビ』のジョージ・A・ロメロが「年寄り大事にせなあかん」的な啓蒙のために仕事で撮った映画(『ゾンビ』もまあ仕事で撮ってるんだろうけど)。じいさんが遊園地でひたすらひどい目に遭う。高齢化社会が問題となってる日本で今観るとさらに切実ではあるものの、じいさんが女の子に本を読んであげるシーンの顛末で笑ってしまった。人の心がないのでしょうか。Prime Videoで観られます。

 

ザ・クリエイター/創造者


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まあよくある話ではあるけどそこそこ面白かった。『ブレードランナー』っぽくもあるし『ターミネーター』っぽくもあるしほかにもなんかいろいろ。ディズニープラスで観られます。

 

ビヨンド・ユートピア 脱北


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文字通り脱北する人を助ける韓国人牧師のドキュメンタリー。ソン・ガンホかキム・ユンソク主演で劇映画化しそうだなと思った。

 

カラオケ行こ!


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山下敦弘らしさみたいなものと相性がいい話だったと思う。途中の強面がいっぱい出てくるカラオケシーンはベタだけどやっぱり笑ってしまう。ただ綾野剛は関西弁があまりうまくないなと思った。

 

フラッシュ・ゴードン 4K


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まあ珍妙な作風を楽しむために観る映画。途中で出てくる「穴あけ虫」ってなんなんだよ、と思ったけど特に調べていないのでわからない。U-NEXTで観られます、たぶん。

 

M3GAN/ミーガン


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AI積んだ人形が人殺しまっせー的な話。人形のモデルはスカーレット・ヨハンソンなのかもしれない。まあそれなりに面白いって感じ。全然怖くはない。NetflixかPrime Videoで観られます、たぶん。

 

フィンガーネイルズ


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生爪を剥がすと恋人同士の相性測れまっせー的な話。つまらないわけでもないが特に面白いわけでもないっていう感じ。最近やっと見終わった「シッツ・クリーク」のアニー・マーフィーがちょい役で出てくる。エミー賞獲ったドラマのレギュラー俳優でもこの扱いかよ、と思った。

 

哀れなるものたち


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全然好きではなかった前作『女王陛下のお気に入り』よりは全然お気に入り。でもやっぱり自分は『籠の中の乙女』『ロブスター』『聖なる鹿殺し』の頃のヨルゴス・ランティモス(監督です)のキチガイじみた作風が好き。

 

コット、はじまりの夏


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この1月に観た映画の中でダントツで一番好きだし、なんなら早くも今年のベスト3には入りそうなぐらい良かった。どれぐらい好きかっていうと、↑のサムネを見ただけで涙が出てくる。話はいたってシンプルだしベタと言ったっていいぐらいだけど、そんなベタな筋書きだって、演出や演技でこれだけ素晴らしいものにできるのかよっていう。ただただ絶賛したい映画。こういう作品に出会いたくて映画を観ているのかもしれない。