映えない

人生が映えない人間は写真も映えない

ダンスはうまく踊れない・セックスのゲシュタルト崩壊

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最近多い(気がする)この手のドラマにしては面白かったけど、微妙な最終回だった。岩田剛典が演じるキャラクターは序盤から主人公の前に回り込んで「実はうちもセックスレスなんだ!」と叫ぶとかいろいろアレだったけど、最後まで妙な行動が多くてただの怪しい人になっていた。なんていうか最終回は「こいつら勝手に気持ちよくなってる(性的な意味ではない)な〜」みたいな。

でも最近の地上波にしてはけっこう攻めた演出というか、親と一緒には見られないドラマって感じだった。セックスセックス言いまくるし、座位でやるシーンとかもあって、そういう姿勢は嫌いではない(性的な意味ではない)。奈緒永山瑛太がやっぱりうまいし、なにげに脇でいい仕事をする(性的な意味ではない)武田玲奈が演じるキャラの立ち具合とかリアルな顛末とか、いいところもあったのだが…。

ところで、奈緒田中みな実が”対決”するシーンを観ていたら、ソニーのヘッドフォンWH-1000XM4の接続がおかしくなっていて、ヘッドフォンの音と同時にテレビの出力も外に聞こえるようになっていてしかも音量マックスになっていることに10分ぐらい気づかないという惨事に見舞われた。女二人のセックスレスどうこう、という会話が、開けていた窓から外に丸聞こえだったはずだ。

このWH-1000XM4、テレビ用としてはマジで使えない。音はそれなりにいいけど、上記したようなトラブルがある上に、使用していると高確率で変な効果音(表現し難い)が鳴って一瞬音が途切れてしまうのだ。おまけに遅延がけっこうあるのでゲームでは絶対に使えない。まあソニーとしては音楽用として想定しているんだろうけど、テレビ用に考えている人がいるなら絶対にやめたほうがいい。

で「あなたがしてくれなくても」の話に戻るけど、稲葉浩志の歌というか声質というかスタイルが「ダンスはうまく踊れない」に全然合ってないのがちょっとつらかった。同じく稲葉が歌う主題歌も全然ドラマに合ってないんだもん。

「ダンスはうまく踊れない」をこのドラマに使ったのはいいアイデアだと思うんだけど。ダンス=セックスと解釈するというね。この曲はそもそも井上陽水がのちの嫁の石川セリを口説く、つまりセックスがしたいために書いた曲らしいが。

でも10年以上独り者な男がセックスレスを題材にしたドラマをどうこう言うってのもなかなかアレだな。そもそも相手がいないからセックスレスなのと、相手がいるのにセックスレスと、どっちがきついんだろう。後者かなやはり。あとセックスって書きすぎだな今日。セックスのゲシュタルト崩壊が起きそうだ。