映えない

人生が映えない人間は写真も映えない

X100V、X-T4+56mmF1.2とクラシックネガで撮った雨の日

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X-T4+XF56mmF1.2 R, 1/3200, F1.2, ISO 640, クラシックネガ

 

最近、FUJIFILMのX100TをX100V、X-T2をX-T4にバージョンアップさせた。そもそもは、X100TにはISOダイヤルがないからとりあえずこれだけVにして、X-T2はそのまま持っていようと思っていたんだけど、気付いたらVもT4も買ってた

ちなみに新宿の某カメラ屋店員に聞いたところ「X100シリーズの後継機は当分出ないっぽいが、X-T4の後継機は出そう。でも今回はそれほどドラスティックな進化はなさそう」ということだった(間違ってても僕に文句言わないでください)。

ボディ内手ブレ補正が搭載されたから、次に改良するとしたらまあ「なぜかバリアングルになってしまった液晶画面をチルトに戻す(あんまり気にしたことなかったけどチルトのほうが使いやすい。自撮りとかしないし)」とか「センサーを微妙に改良」とか「新しいフィルムシミュレーション導入」ぐらいだろうか。「ノスタルジックネガ」はファームウェアの更新で対応してきそうな気もするし…。

まあそもそもX-T4は「何かを下取りに出せばさらに3万引く」っていうキャンペーン期間中だったからついでに買ってしまったというところもある。とはいえ最近はX100Vばかり使っているんだけどね。

それはともかく、朝からずっと雨だった5月5日、夕方頃にVとT4と傘を持って出かけた。使用したフィルムシミュレーションはFUJI X WEEKLYで紹介されている「Color Negative 400」というもの。iPhoneLightroomで少し調整してからFlickrに上げた。FUJI X WEEKLYについては、ググれば日本語で紹介しているサイトもぽつぽつヒットするので検索してみてください。

fujixweekly.com

 

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X-T4+XF56mmF1.2 R, 1/125, F8, ISO 640, クラシックネガ

一番上のスクエア写真とこの↑縦長写真に写ってるのはベランダから撮った木。キンモクセイらしい。ところで僕はキンモクセイの花の匂いがけっこう好きなんだけど、嫌いな人も意外と多くて、うちの母親もNG派だった。

 

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X100V, 1/750, F2, ISO 640, クラシックネガ 

誰もが撮るやつな気がするけどいい背景がなかった。

 

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X-T4+XF56mmF1.2 R, 1/45, F1.2, ISO 160, クラシックネガ

Lightroomでちょっとアンダー目にしちゃったけどやりすぎたかも。元データはもう少しオーバー気味。ところで最近またスクエア写真がいいなと思っている。

 

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X100V, 1/125, F2.8, ISO 1000, クラシックネガ

昆虫のさなぎみたいだけど植物。なぜかデジタルテレコン70mmで撮っていることに、あとで気づいた。

 

UntitledX-T4+XF56mmF1.2 R, 1/110, F2.8, ISO 800, クラシックネガ

これはLightroomでかなりシャドーを落とした。葉がタコの足、水滴が吸盤みたいに見える。のは自分だけだろうか。

 

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X100V, 1/60, F2.8, ISO 1250, クラシックネガ

これもかなりシャドーを落とした。何の植物なのかはわからないけど、水滴が付着すると不思議な形状に見える。

 

何を今更であるけど、雨の日は見慣れたはずのものが新鮮に目とレンズに写る。普段は雨の日なんてうっとうしくてずっと家にいたいと思うけど、ちょっと我慢して足元に目を凝らしてみると、こういう不思議な光景が広がっている。

写真としてどうこうはともかくとして「普段とは違って見えることもあるし、光学的に普段とは違うふうに見せる」こともできるという、かなり初歩の楽しみに立ち返ることができた気がする。

都市や美少女、カフェ、あと自分とこの子供をオシャンティに撮れてブログの記事のタイトルを「〜な話」「〜という話」で締めくくりがちなセンス盛々大正義フォトグラファーたちの真似をしようったってそう簡単にはいかないわけよね。みんなうまいもの。高そうな服着てるし育ちもよさそうやし絶対かなわへん。同じ雨の日でも傘差した女の子を真ん中に配置して横向かせるとかできないねん、いろいろな意味で。だから僕は草を撮るねん。