映えない

人生が映えない人間は写真も映えない

センチメンタルな旅

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FUJIFILM X-T2 / XF 35mmF1.4 R

 

最近、本当に忙しくて、こういうちょっとしたブログを書く時間すらない。

休みの日は朝から写真を撮りに行ったり映画を観に行ったりして、書く時間がない。

それはさておき、写真にもあるようにニコンのNew FM2/Tを買った。レンズは50mm f1.4と55mm f2.8のmicro。

きっかけはほぼ衝動から来ていて、「フルマニュアルのフィルムカメラ、しかも機械式シャッターのやつ」が急に欲しくなったから。今は業務用100を詰めている。

これでうちのフィルムカメラは4台になった。CONTAXのT2とRX、CanonのEOS-1V、そしてNew FM2/Tだ。下手の横好きにもほどがある。

フィルムカメラデジタルカメラと違って廃れない。FUJIFILMのX-T2とかいまだに全然使えてるけど、世間ではもう過去のものになっていてちょっと寂しい。

あとFUJIFILMを卒業してニコンのデジタルに行く人も多い。確かに作例とか見てるとニコンの最新機種とかソニーのαとかすごいんだけど、もうきりがないよなとも思ってしまう。もし自分がうなるほど金を持っていても、疲れてしまうかもしれない。

モデルチェンジするたびに買い替えるわけだから(いや、買い替えなくてもいいんだけどデジタルは如実に差が出てくるから)、あまり愛着も湧かなくなる。

フィルムカメラに最近傾倒してるのは、単にフィルムの色合いが好きというのもあるけど、そこに時代を超える名機というロマンを感じてしまうからなのかもしれない。

と、つまらない写真ばかり言ってるやつが言ってもなんの説得力もないのだが。うまい人はガラケーでもいい写真撮るから。

今持っているフィルムカメラはいつ、どんな人が使って、どんな写真をフィルムに焼き付けてきたのだろうか。買ったけどすぐ飽きられて売られたのかもしれないし、大切に使っていたけどデジタルに移行した人が手放したのかもしれない。持ち主が突然亡くなった、ということもあり得る。

そんなセンチメンタルな旅を経て自分の手元にやってきたフィルムカメラで、もう少し遊ばせてほしい。