辺景・近景

適当に写真を上げていくブログ…のはずだったんだけど単なる愚痴日記になりました。

石垣島旅行3日目〜最終日

2日目の記事からだいぶ間があいてしまった。誰にも期待されてないけど3日目。

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3日目はホテルのそばでレンタカーを借りた。車を運転するのは数年ぶりで、「アクセルはどっちだったっけ」「ハンドルはこれですか?」「シフトレバーの“Ds”って何?」とという危なっかしさ。車種は忘れました。トヨタだったと思う。写真も撮ってあるけど見ただけでは車種がわからない。本当に車に興味がなくて申し訳ない。

すべてGoogle様で確認してから、まずは玉取崎展望台を目指す。

市街地からは車で30〜40分だった。ペーパー状態なだけに、この程度の時間でも長く感じる。

石垣島は車も信号も少ないのだが、そのぶんそれらがたまに現れると恐怖に陥る。バックミラーに後続車が現れると、それだけでスピルバーグのデビュー作「激突!」の主人公のような気持ちになった。

激突! (字幕版)

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なんとか着いた玉取崎展望台の見晴らしはすこぶるよく、そろそろ海と空は見飽きてもいい頃なのだが全然飽きない。写真が下手なので、このブログの読者はそろそろ飽きている。

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昼食のため、近くのカフェへ。車を降りて徒歩で向かったら異常に遠く、途中で倒れそうになる。道路には車に轢かれたハブの死体がこびりついている。不吉だ。突然頭のおかしな若い男が車に乗ってきて、ちょっと家まで送ってくれないかと言ったあと突然自分の手をナイフで切り刻み始める、そんなことが起こってもおかしくはない。

なんとか店にたどりつき、パスタで昼食完了。

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店を出たら急に天気が悪くなっていておののく。不吉だ。旅を終えて帰ったら、職場で「島の天気は本当に変わりやすいさー」と適当な方言で知ったかしようと思った。

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車にたどり着き、今度は石垣島北端の平久保崎灯台へ

しかし着いてみると問答無用の大雨。

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公衆トイレのひさしでじーっと待っていたら雨が止んだので、灯台へ向かう。

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まあなんというか、普通に灯台だった。曇ってきたせいなのか写真がぼんやりし始める。

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平久保崎灯台は“恋する灯台”に認定されているらしい。でも平久保崎灯台が何に恋をしているのかはわからなかった。相手は船とか島、ということになるのだろうか。ちなみにここは日本人も外国人もカップルが特に多くて、さすがに自分の場違い感が際立っていた。カップルの間で“恋する灯台”の写真を撮る39歳独身男。ひどい絵面である。

このあと石垣島サンセットビーチに行こうとしたのだが、どう行っていいかわからず断念することになる。カーナビの指示通りに車を走らせたら狭い路地のような場所に入ってしまい、対向車が来たら即死という状況で車を走らせることが怖くなって、結局県道に出た。あとで市街地のバーの人に話を聞いたら「あそこはわかりにくいんですよ。気にせずそのまま走っていけば浜に出るんですけどね」と言われた。「対向車が怖いの…ねえ怖いの!」と浅野温子ばりに言ったら、「来たら来たときですよ」と返された。*1

ここで行ったりきたりして「ルートから外れました」という機械的な音声を何度も聞いたあげく、最後には「人生のルートからも外れました」と幻聴が聞こえ、さんざん時間をロスしたあと、名所と名高い川平湾へ。

指示どおり走ってたら狭い道に入って、ものすごく不安になる。車がいたらいたで怖がるしいなかったらいなかったで怖がるし、カーナビも「どうせえ言うねん」と言いたくなったことだろう。

なんとか駐車場に入り、車庫入れ。僕は臨機応変に運転するのはうまくないけど、車庫入れだけは教習所時代からそこそこうまい。対照的に、うちの弟は臨機応変な運転はできるけど車庫入れが犯罪レベルで下手。おまけにバカ。婚約者の兄に博打ですった金を借りる。1年で離婚する。ダサい。…おっと全然関係ない話になってしまった。

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川平湾は潮の流れが速いので遊泳禁止。

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グラスボートといって、泳がずして海中を眺めることのできる遊覧船サービスがあるんだけど、少し迷ったあげく時間もなかったのでやめておいた。というか1日目か2日目のエントリーにも書いたが、いくらなんでもカップルと家族が多すぎる。1人で来ている人間が本当にいないのである。恋する灯台を1人で見て、カップルに囲まれながら海中を眺めてどうするんだ。アクアマンにでもなる気か。

川平湾を去り、市街地へ。最後に指定のガソリンスタンドで給油してから返さなければいけないので、カーナビで目的地指定する。いざ着いてみたらスタンドがほぼ満車。中途半端な位置で車を停止させ待っていると従業員が手招きするのでそちらへ。「オーライオーライオーライ…ス、スススストップ!ストップ!!!!!!!ちょちょちょ、ちょっと、神輿やないねんから!」と従業員が必死に制止する。危うく車体をこするところだったらしい。

「満タン」と言って待っていたら「給油口明けてもらえますか?」とのこと。開けてしばらくすると「…開いてないんですけど」。間違えてボンネットを開けていた。「いやーすいませんねーボンネット開けちゃったーアハハ」と謝ったが、従業員は仏頂。赤面しつつスタンドを出てからなんとかレンタカー店に戻る。

車を降りると、近くでやはり車を返却していた子供連れの夫婦が、レンタカー店の店員と何やら話している。見ると、どうやらぶつけたようだ。車のバンパーが凹んでいる。うわわー、やっちまいましたねぇと思っていたら、店員が車をチェックしに来た。いろいろあったけど車は無事です!と最敬礼しつつ、ふと見たらボンネットがうっすら開いていた。そっと閉めた。

夕食は予約していた「焼肉オリオン」へ。

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石垣島に滞在中、行った店ではここが一番うまかったかも。車運転したストレスのせいかそんなに大量に食えなかったのがもったいない。今思い出して「なんでもっと食わなかったんだ」と腹が立ってくるぐらいである。けっこう有名な店のようで、オリオンつながり(と、キャンプ地だったかな)で千葉ロッテの選手のサインがずらっと並んでいた。その中に水川あさみのサインもぽつんとあった。なんにせよとにかくおいしかったので、次に石垣に来たら絶対行きたい。

そして夜、通い続けたバーに。最後の夜である。

店に入って行くと、きれいな女性がカウンターに座っている。ここで脳の血管が切れそうなぐらいテンションが上がるが、隣にしっかり男性が座っているのを見て血圧が一気に下がる。上は20、下は7ぐらい。皮肉なことに、店員さんにうながされてそのきれいな女性の隣に座る。もう血圧は上が4、下が1ぐらい。朝起きれない。

しかし僕は、ここである事実に気付く。このカップル、どこかで…。

なんとこの2人は、2日目の竹富島で見かけた美男美女の若カップルだったのである。店員さんが「こちらのお客さんも竹富に行ってたんですよ」と言うと、育ちも頭も良さそうなカップルがこちらを見て「え、そうだったんですね!」とほほえむ。尼崎の汚染された空気とドブ水で育った育ちも頭も悪い僕は「へ、へへへ、そうなんです…」と返して、フルーツがいっぱい突き刺さったカクテルを飲む。*2

もしかして自分に遭遇してたこと、気づくかな、どうかな…と思って少し期待したのだけど、若くて未来もある2人はそんなことまったく気づかなかった。当たり前だ。ハイシーズンの石垣島に1人で来てるみすぼらしいおっさんのことなんか、最初から視界に入ってるわけがない。

カップルが去ったあと、名伏し難い敗北感に襲われつつちびちびと酒を飲んだ。みじめな現実しかない東京を離れて石垣島に来て美しい風景を目にし感動したものの、信号と後続車におののき、カーナビにコケにされ、給油口を開けようとしてボンネットを開けホームラン級のバカを見るような視線を浴び、最後の夜に他人様の一点の曇りもない幸せぶりを見せつけられる…これぞ“ザ・俺”、負の満漢全席と言わんばかりの旅路ではないか。

翌日、雨が降る中僕は石垣島をあとにした。でもいろいろあったが、滞在中に晴れただけでももうけものではないか。僕は運がよかった。とても。1人だけど。

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さようなら、石垣島。また来るよ。次は誰かと一緒に。

そして僕は慣れ親しんだ関東平野を慣れ親しんでいない上空から拝み、ふたたび東京砂漠へと帰っていくのだった。

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〜完〜

PS

以前のエントリーにも書いたけど、この石垣島旅行はThe Cat's Pajamasさんをかなり参考にしている、というかほぼパクっています。石垣島への旅をちゃんと考えたいなら、僕の便所の落書きみたいな旅行記よりもThe Cat's Pajamasさんを見たほうがよっぽど役に立つので、今すぐこんな不幸の手紙みたいなブログからは移動しましょう。

www.nekopajamas.net

なお、この旅では東京ではほとんど使わない14mmレンズを使用することが非常に多かった。石垣島行くなら広角レンズは必須かもしれない。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

 
FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF14mmF2.8 R

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF14mmF2.8 R

 
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R
 

 

*1:それにしても、ネタが古いな。

*2:おいしいんです、これが。石垣島でないと飲まないようなタイプのカクテルだけど。