映えない

人生が映えない人間は写真も映えない

トイレに設置された無駄にでかい鏡、いい歳こいたおっさんの下ネタ話

仕事で六本木を訪れた際ガストに立ち寄った。トイレに行くとでかい鏡がある。スタバとかファミレスにはこういうでかい鏡があるが、なんのためにあそこまで鏡がでかいのかさっぱりわからない。

下品な話になるのだが、男性がパンツを下ろしたときに自分の性器が丸映りになるぐらいでかい鏡なのである。あいにく僕にはでかい鏡に映った自分の性器を見て恍惚とする、というような性癖はないので、ただただ気味が悪い。ファミレスとかスタバにこんなサイズの鏡が必要なのだろうか。

閑話休題

ここまでこんなことを書いておいてなんだが、今年40になろうとしている僕には心がけたいことがある。それは、あまりあからさまな下ネタを人前で話さないということ。女性がいる場はもちろん、男だけの場でもある。

明確な理由はないのだが、いい歳をした大人が下ネタを嬉しそうに話している姿は醜い、と最近思ったからである。

もちろんこれは人によりけり。例えばリリー・フランキーあたりが話していると下ネタも何やらカラッとしていていやらしさがないような気がする。でも僕をはじめそんじょそこらの平凡なおっさんが話す下ネタは本当にただただ下品なだけで、惨めである(と、自分は思う)。

こういうことを言うと友人などは「気取ってんじゃねえ」みたいな反応をするわけだが、本当にダサいと思う。いい歳こいたおっさんの下ネタって。それはセクハラとかMeTooとかそういうのとはまた違った領域の話だという気がする。

別にエロい妄想はするべきでないとかそういうことを言っているわけではない。ただ、そういうことを口に出すのはなんだか間抜けだと思うだけである。世のおっさんたちがそれぞれの性生活、アブノーマルな性癖を楽しむのは自由である。でもそれを言葉にするのはなんか違うんじゃないか。そんなふうに思ってしまうのであった。

それにしても、やっぱりガストのトイレの鏡があんなにでかい必要はないはずである。

↓先週観た映画『ファントム・スレッド』のサントラのApple Musicウィジェットを貼り付ける。この映画を観ている間、僕の頭の中ではずっと「へ…変態だー!」というAAがフワフワワウワウと浮かんでいた。でも監督が「どうですか旦那、変態ですよ!あなたも好きですね」と嬉しそうに語っているわけではないので下品さはない。むしろ格調高い映像と音楽で楽しませてくれるので、さながら変態紳士という感じである。これでも褒めている。