最近ずっと、フジフイルムのX-T2が気になっています。
六本木にあるフジのサービスステーションにて実機を触り、レンズをいろいろ試してみました。35mm(35mm換算で約52.5mm)F1.4はもうファインダーを覗いた時点で“買い”だなと思っていたのですが、広角と中望遠をどうするか。
23mm(35mm換算で約34.5mm)はX100Tがあるからまあいいかな、と。というか最近この焦点距離に飽き気味ということもありますし。
で、とあるサイトにて紹介されていたことから気になっていた14mm(35mm換算で約21mm)F2.8と、56mm(35mm換算で約84mm)F1.2と、90mm(35mm換算で約135mm)F2が候補に上がりました。とりあえずズームレンズは頭にありません。
しかし56mmには2種類あって、APDという特殊なフィルターが付いたものはボケが無印のものよりきれいなんだそうです。いろいろ付け替えて考えていたら、フジのお姉さん(つっても僕よりは年下だな)が「一度レンタルしてみたらどうですか?」と言ってくれたので、迷わず借りることに。
借りられるのはボディは1台、レンズは2本までとなっているのですが、悩んだあげくレンズは14mmと56mm APDをレンタルしました。カメラはもちろんX-T2。56mmの無印とAPDを借りようかとも思ったしすごく評判のいい90mmも試したかったのですが、やはり広角と望遠を試したいなと。特に14mm(換算約21mm)というのは自分にとって未知の焦点距離だったのでなおさらです。
FUJIFILM X-T2, FUJINON XF14mm F2.8 R, 1/60, F4.0, ISO 640
このレンズ、かなり広角でありながら歪曲がほとんどありません。
FUJIFILM X-T2, FUJINON XF14mm F2.8 R 1/60, F5.6, ISO 800
逆光です。写真が下手でよくわからんというツッコミは無視します。
これも逆光。逆光マニア。
FUJIFILM X-T2, FUJINON XF14mm F2.8 R, 1/220, F5.0, ISO 200
とりあえず14mmはこのへんで。
FUJIFILM XFレンズ FUJINON F XF14mm F2.8 R 単焦点 広角 F XF14MM F2.8 R
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2012/12/31
- メディア: エレクトロニクス
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FUJIFILM X-T2, FUJINON XF56mm F1.2 R, 1/60, F4.0, ISO 250
右下にいる人たちにピントを合わせたつもりだったんですがどうも後ろの木に合焦してしまってるようです。56mmはなんかAFが外れることが多かった気が…お前が下手なんだよという意見は無視します。
FUJIFILM X-T2, FUJINON XF56mm F1.2 R, 1/850, F1.2, ISO 200
これはPROVIA、つまりフジにおけるスタンダードから何もいじっていません。
で、この日はキヤノンの5D Mark IIIも持っていて、56mmに焦点距離が近いタムロンの90mmマクロ(手ぶれ補正とかがない元祖“タムキュー”)を比較用に使ってみました。こちらもキヤノンのスタンダードというピクチャースタイルを使っています。
Canon EOS 5D Mark III, TAMRON SP AF90mm f/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E), 1/250, F2.8, ISO 100
どうでしょうか。液晶の画面で見たときは、さすがに5Dのほうが解像していると思ったのですが、56mm APD with X-T2ではそもそもちゃんとおじさんにピントを合わせられていなかっただけかもしれません。それに、いかに開放から解像するとはいっても56mmはf1.2ですしね。
ていうかLightroomでExif見て気づいたんだけど、ピクセル数はX-T2のほうが少し上回ってるんですね……。勝手に、フルサイズ>APSだと思ってましたよ。このあたりの機械の事情がよくわかりません。
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 キヤノン用 フルサイズ対応 272EE
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このあと新宿まで移動してルノアールに入り、X-T2とレンズを買うか、買うとしたらどういうレンズ構成にするかと1時間ぐらい迷いました。しかしトータルで30万は軽く飛んでしまうわけで、清水の舞台から飛び降りるといってもやはりこれは“死のダイブ”なのではないかとブルってしまうわけです。そもそも5DとX100Tのローンだってまだちょっと残ってるんだよ!
というわけで、買うならX100Tの残りのローンをこのへんで払ってしまってからかなと思い、僕は帰途についたのでした。よくぞ耐えた俺!と思いながら。
あ、あともう1つX-T2で気になった店。測光方式を変えるレバーがものすごく動かしにくいんですよ。もう嫌がらせかと思うぐらい。X100Tがきっかけなんですが、EVFのカメラではよくスポット測光を使うんですよ僕は。設定からどこか他のボタンに割り振るべきなのかもしれません。
それからこれはフジのカメラに共通していえることだと思うけど、バッテリーの持ちはやっぱり悪いです。何回ぐらいシャッター切ったかは忘れたけど、3時間ぐらい?の間でもうバッテリーの目盛りが半分になってました。これは予備が1つか2つぐらい必要ですね。
6000円もしやがる!
かといってバッテリーグリップ付けるのは嫌だしなあ。フジのカメラに限らず、あれ、なんかブサイクじゃないですか?
なんにせよ、X-T2の購入はまた来週金曜まで考えることにします……。